6月~9月に旬を迎えるとうもろこし。
甘くて美味しいとうもろこしはつい食べ過ぎてしまうという方も多いのではないでしょうか。
今回はとうもろこしを食べ過ぎると病気になるのか、1日何本まで食べて良いのかについて詳しく紹介します。
Contents
とうもろこしを食べ過ぎると病気になる?
腹痛が起こる?
とうもろこしは食物繊維を豊富に含んでいます。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、とうもろこしはどちらも含んでいますが、水に溶けづらい性質を持った不溶性食物繊維を多く含んでいます。
不溶性食物繊維は、腸内で水に溶けずに水分を吸収しながら膨み、便のカサを増やして腸の働きを刺激することから、積極的に摂取すると整腸作用や便秘の改善などの効果が期待できます。
しかし、過度に摂取すると、ほとんどが水に溶けず、お腹の中で膨れ上がってしまうことがあるので、とうもろこしを食べ過ぎてしまうと腹痛が起こることがあります。
下痢する?
とうもろこしを食べ過ぎると食物繊維を過剰に摂取してしまうので、胃腸の調子が悪いときなど体調や体質によっては下痢の症状が起こることがあるので注意が必要です。
とうもろこしは消化が悪い?
とうもろこしを食べると便にそのままトウモロコシが出ていた、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
とうもろこしが消化されずに便に出ているならば、とうもろこしは消化に悪いのではないかと思うものですが、どうなのでしょうか。
とうもろこしの表皮には、人の体内酵素では消化できないセルロースという食物繊維があるので、形が残ったまま便と一緒に出てきてしまいます。
出てくるのはセルロースの部分だけなので、その他の栄養はしっかりと吸収されており、消化に悪いというわけではありません。
とうもろこしを過剰摂取するとどうなる?
とうもろこしを過剰摂取すると腹痛や下痢などが起こることがある他、とうもろこしはカロリーと糖質が高い野菜なので、過剰に摂取すると太る可能性があります。
※とうもろこし100gのカロリーは89カロリーです。
同じ100gのカロリーで比べてみると、かぼちゃ78カロリー、じゃがいも59カロリー、ごぼう58カロリー、にんじん30カロリー、なので他の野菜に比べるととうもろこしはカロリーが高いことが分かります。
※とうもろこし100gの糖質は13.8gです。
ご飯100gの糖質は35.6gなので、ご飯に比べると糖質は1/3ほどですが、他の野菜に比べると糖質もやや高めです。
しかし、とうもろこしは食物繊維が豊富で老化防止の効果が期待できるリノール酸やビタミンB1、B2などの栄養成分も含んでいるので、ダイエット中でも間食に適量を食べると、腹持ちも良く、栄養もしっかりと摂ることができます。
また、糖質を制限しているときは、ご飯を少なめにして、適量のとうもろこしを摂ると糖質を減らしながら、満足感、また栄養も摂ることもできます。
ただし、とうもろしはカリウム、リンを多く含んでいます。
腎臓の機能が低下するとカリウムが上手く排出されずに血液中の濃度が高まり、高カリウム血症を引き起こすことがあるので、腎臓に不安を抱えている方は、注意が必要です。
とうもろこしは1日何本まで食べて良い?
甘く美味しいとうもろこしはつい食べ過ぎてしまうことがありますが、とうもろこしは1日何本まで食べて良いのでしょうか。
とうもろこしの1日の摂取量の目安は1/2本~1本程度と言われています。
1日1本以上食べても問題がない場合もありますが、体質によっては下痢や腹痛などが起こったり、とうもろし1本カロリーは約160カロリー(食パン1枚分と同程度)なので、食べ過ぎると太ってしまう可能性もあります。
1日の摂取量を目安にして適量を美味しく食べることをおすすめします。
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