かぶは葉がついたまま販売されているものも多いものですが、せっかくの葉は捨ててしまうという方も多いようです。
ところで、かぶの葉は安全に食べられるのでしょうか?
ここでは、かぶの葉は危険なのか、全部食べられるのか、下茹では必要なのか調べてみました。かぶの葉の絶品レシピもあわせて紹介します。
Contents
かぶの葉は危険?
かぶの葉っぱには農薬が残留している?
かぶの葉っぱには残留農薬の心配はないのでしょうか。
結論から言えば店頭で販売されているかぶは農薬をしっかりと落とした状態で販売されているので、残留農薬の心配はなく安心して食べることができます。
かぶの葉っぱを食べるときは、汚れを落とすために水洗いは必要ですが、安心して葉まで美味しく食べられるので、かぶの葉を使ったいろいろな料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
日本では残留農薬の基準値は、その物質を一生毎日食べ続けても健康に悪影響がでない量を元に決められているので、基準値以内の残留農薬であれば健康に影響がないことが示されています。
かぶの葉は全部食べられる?
かぶの葉は全部美味しく食べることができます。
カブはそのまま置いておくと葉から水分が蒸発していき、根(白い部分)が美味しくなくなってしまうので、なるべく早く葉を切り落とし、葉も根も美味しく調理することをおすすめします。
カブの葉は下茹で(アク抜き)が必要?
生でも食べられる?
カブの葉は生でも食べることができます。下茹で(アク抜き)の必要もありません。
生のままサラダなどに使うことができますが、ややえぐみがあるので、えぐみが気になるときは10分ほど水にさらしておくか、1分ほど軽く湯通しをするだけで手軽にアク抜きができます。
カブの葉の栄養効果とは
カブは根よりも葉の方が栄養を豊富に含んでいます。
カブはカルシウムや食物繊維、ビタミンCなどの栄養成分を含んでいますが、いずれの成分も根より葉のほうが含有量が多く、βカロテンは葉のみが含んでいる栄養素です。
カブの葉に多く含まれている代表的な栄養素として鉄、カルシウム、ビタミンC、βカロテン、食物繊維があげられています。
ここでは、それぞれの栄養効果について簡単に紹介します。
鉄
鉄は体中に酸素を運ぶための赤血球(ヘモグロビン)を作るなど健康維持に欠かすことができな栄養素です。
鉄分が不足するとヘモグロビンが生成されず、体は貧血状態となり、頭痛や動悸、倦怠感など不調が起こることがあるので注意が必要です。
カルシウム
カルシウムは骨や歯の健康を保つ働きだけでなく、血液の凝固、筋肉の収縮、ホルモンの放出などの働きがあり、生命の維持に必要な重要な栄養素です。
女性に多く見られる骨粗しょう症の予防にも必要な成分なので、積極的に摂取することを心掛けてみてはいかがでしょうか。
ビタミンC
ビタミンCは皮膚や細胞のコラーゲンの合成に欠かすことができない栄養素です。
ビタミンCは、美肌効果で有名な栄養素ですが、がんや動脈硬化の予防などにも効果が期待されています。
βカロテン
βカロテンは、体内でビタミンAに変換され、ビタミンAとして作用します。
また、抗酸化作用があることから、体内や肌の老化防止の効果も期待できます。
食物繊維
食物繊維は、便秘の予防に効果的な栄養素として有名ですが、脂質や糖、ナトリウムなどを対外に排出する作用もあるので、糖尿病や高血圧、肥満など生活習慣病の予防や改善も期待できます。
カブの葉 絶品レシピ
カブの葉は炒めもや和え物、漬物などいろいろな料理に便利に使うことができます。
ここでは、カブの葉の絶品レシピを紹介します。
カブの葉 レシピ 人気1位
ごはんの友☆大根の葉(かぶの葉)の常備菜
■材料
・大根の葉(蕪の葉や小松菜でもOK)…1本分
☆調味料(小さめ大根の場合)
・砂糖…小さじ1
・みりん…小さじ1
・醤油…小さじ1
・酒(あれば)…小さじ1
・和風だしの素…少々
・鰹節…ひとつかみ
・ごま…小さじ1~2
・ごま油…無くてもいいですが、お好みで最後に加えても美味しいです
■作り方
1、大根の葉は細かくきざみ、フライパンへ。このときフライパンからあふれ出そうになっても大丈夫。
2、蓋をして強火にかけ、しばらく置く。葉がしんなりしてきたら蓋を開け、水分をとばすようにいる。
3、工程2にて、はじめに蓋をすることで水分が出てきて、フライパン(テフロンの場合)にこびりつきにくくなります。
4、テフロン以外のものをご使用の場合、又、こびりつきが気になる場合は油を少量加えてください。
5、概ね水分が飛んだら、調味料とだしの本を入れて、更にいる。
6、調味料がフライパンに少しこびりつくようになってきたら火を弱め、鰹節を入れてざっくりまぜる。ごまを散らしてできあがり。
7、混ぜご飯にしたり、おにぎりにしたりしても美味しいです。
漬物
かぶの葉の漬物
■材料【4人分】
・かぶの葉…5個分
・塩…小さじ1/2
☆調味料
・砂糖…小さじ1
・酢…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1/2
・唐辛子(輪切り)…少々
■作り方
1、かぶの葉は3cm幅に切る。ボウルに入れて塩をふってもみ、10分ほどおいて水気を絞る。
2、保存袋に☆、かぶの葉を入れてよくもむ。空気を抜きながら袋の口を閉じ、冷蔵庫に半日おく。
かぶは一年を通して店頭に並びますが、特に美味しくなるのは11月から1月にかけての寒い時期です。
この時期のかぶは、甘みが増し栄養価も高くなります。
スーパーで見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。