独特な爽やかな風味が特徴のみょうがは、冷奴や素麺の薬味に欠かせないという方も多いのではないでしょうか。
ミョウガには毒性や副作用があるのか、食べるときの注意点、捨てるところはどこかについて調査しました。
Contents
ミョウガには毒性や副作用がある?
ミョウガに毒性はある?
結論から言うとミョウガに毒性はありません。
しかし、稀に肝蛭(かんてつ)という寄生虫の卵や幼虫が付着していることがあります。
肝蛭がついたみょうがを食べてしまうと腹痛や嘔吐、蕁麻疹、発熱など様々な症状を引き起こす肝蛭症という中毒症状が起こる危険性があります。
また、みょうがは口の中にしびれやかゆみを起こす口腔アレルギーを発症させる可能性があります。
みょうがに火を通すとアレルギーの症状は起こりにくくなるので、赤ちゃんに食べさせるときは火を通したものを異変がないか確認しながら与えたほうがよいでしょう。
この成分は体に害を与えるものではありませんが、口や喉に刺激を与えることがあるので、刺激が気になるときは加熱をすれば刺激が和らぎます。
みょうがに副作用はある?
みょうがの副作用は先に紹介したようにアレルギーなどに伴う症状があります。
しかし、下処理をしっかりと行い加熱をしてから使用すると、アレルギーや刺激を気にせず美味しく食べることができます。
みょうがを食べるとリウマチになるって本当?
みょうがを食べたからといって、リウマチになることはありません。
むしろ、みょうがに含まれている芳香成分カンフェンには抗炎症作用、αーピネンには血流を促進する作用があることから、神経痛やリウマチによる痛みの緩和に効果が期待できると言われています。
みょうがを食べるときの注意点とは
みょうがを食べるときの注意点
みょうがは動脈硬化やがんの予防に効果があると言われているアントシアニンや食欲増進を促進するαーピネン、むくみや高血圧の予防に効果的なカリウム、そして便秘の予防や改善に効果的な食物繊維など、体に良い効果が期待できる成分を多く含む栄養豊富な野菜です。
しかし、みょうがは食べ過ぎると逆に体に害を与ることがあるため、食べ過ぎには注意が必要です。
みょうがの栄養をたっぷりと摂るならば「生」で食べたほうがよいのですが、みょうがに付着する寄生虫や刺激の心配があるときは、加熱調理しても栄養素が全てなくなるわけではありません。
最近は、みょうがを加熱調理に使ったレシピも多く出ているので、お試しをしてみてはいかがでしょうか。
食べ過ぎの量はどれくらい?
みょうがは1日にどれくらいの摂取量が適量なのか?については特に決めれていませんが、食べ過ぎると下痢などの症状が起こることがあるので注意が必要です。
体質などにもよりますが、たくさん食べたいと思っても1日に数個程度に抑えておくほうがよいようです。
みょうがを摂りすぎるとどうなる?
みょうがは不溶性食物繊維を多く含んでいるので、適度な量を摂るなら便秘の解消に効果的です。
しかし、摂り過ぎると胃腸が刺激されたり、消化不良が起こるので、腹痛や下痢などの症状が起こることがあります。
また、みょうがに含まれる芳香成分αーピネンは血流を促進し、体を温める効果がありますが、みょうがは水分が多いので、摂り過ぎると逆に体が冷えることがあるので注意が必要です。
みょうがの捨てるところはどこ?
みょうがの捨てるところはどこ?
みょうがは基本的には捨てるところはなく、丸ごと食べることができますが、根元から2~3mm程度は切り落としたほうがよいようです。
皮は一番外側の皮は硬いので、硬いと感じるようであれば一番外側だけ外して使いましょう。
硬さが気にならないようであれば汚れを落として皮を外さずに食べることができます。
どこを切ればよい?
みょうがは根元から2~3mm程度切り落とし、それから用途に合わせて小口切りや千切りにするのが一般的です。
千切りにするときは、根元を切り落としてから縦半分に切り、切り口をまな板につけてから繊維にそって切ると切りやすくなります。
みょうがの皮はどこまでむく?
みょうがは皮がいくつも重なっているので、どこまでむいたらよいのか迷ってしまうかもしれません。
みょうがは皮をむかずそのまま食べることができます。
ただし、一番外側の皮は硬く土や泥で汚れていることがあるので、気になる方は一番外側の皮だけむいて使ってみてはいかがでしょうか。
みょうがはどこまで食べられる?
みょうがは丸ごと食べられる野菜なので、スーパーなどで販売されているものであれば皮もむかず丸ごと食べるという方も多いようです。
しかし、栽培されたものを直接使うときは土や泥の汚れがしっかりと落ちていない場合があるので、一番外側の皮をむいて、根元を少し切り落として使うとよいようです。
どこまで食べるかは人によって違いがあります。みょうがは基本的には丸ごと食べられるので、好みに合わせて食べてくださいね。
▼こちらの記事もおすすめです▼