夏においしいみょうがは、シャキシャキした歯ごたえや独特の苦みがある風味が特徴です。
みょうがの保存は常温でどれくらい持つのでしょう。
結果から言うと、みょうがは高温に弱く傷むのが早いので、常温保存に向かない野菜です。
ここではみょうがを長持ちさせる保存方法と、おいしい作り置きレシピをご紹介していきます。
Contents
みょうがを冷蔵保存する
みょうがを冷蔵保存するときは、すぐに使ってしまう場合はそのまま保存袋に入れて野菜室に入れておくと3~4日は持ちます。
濡れたキッチンペーパーに包んで保存する方法
きれいに洗ったみょうがを2~3個ずつ濡らして軽く絞ったキッチンペーパーに包み、保存袋に入れて野菜室で保存します。
この方法なら1週間~10日ほど持たせることができます。
(※キッチンペーパーは2~3日に1回取り替えましょう。)
水に浸して保存する方法
みょうがをきれいに洗い、みょうがが入る大きさの瓶や保存容器に入れ、みょうがが浸るくらい水に入れてふたをしっかりと閉めます。
野菜室に保存をすると1ヵ月ほど持たせることができます。
この方法は長くみょうがを保存できる方法ですが、少しやわらかくなり香りも少し抜けます。
(※2日に1回程度水を替えましょう。)
みょうがを冷凍保存する
より長くみょうがを保存したいというときは、冷凍保存がおすすめです。
みょうがを冷凍保存するときは、みょうがをきれいに洗いキッチンペーパーで水気をとり、1個ずつしっかりとラップで包み冷凍します。
包んだみょうがを冷凍用保存袋に入れて冷凍すると約2ヵ月ほど保存が可能です。
解凍後のみょうがは水気が多いので、薬味にはむいていません。加熱調理やピクルスなどがおすすめです。
冷凍保存したみょうがを薬味として使用したいときは、使いやすい大きさにカットして冷凍すると使用するときに便利です。
カットしたみょうがは冷凍庫で2週間ほど保存が可能です。
みょうがの栄養・効能
みょうがはほとんどが水分なので、カロリーは100gで12カロリーほどです。
ほぼ水分ならば、栄養はないのではないかと思っている方もいるようですが、みょうがはビタミンCやカリウム、頭をすっきりさせる芳香成分αピネン、アントシアニンなどの成分を含んでいます。
夏は食欲が落ちてしまうこともありますが、みょうがのさっぱりと苦みがある風味には食欲増進の効果も期待できます。
また、みょうがに含まれているカリウムには体の余分な水分を排出する作用があります。
みょうがの切り方
みょうがの切り方は、主に小口切りと千切りです。小口切りは繊維を断ち、千切りは繊維にそって縦に切ります。
小口切りにすると他の食材と絡みやすくなるので、みょうがを混ぜる、和える料理をするときは、小口切りがおすすめです。
みょうがをそのまま食べるときは、食感も楽しむことができる千切りがおすすめです。薬味やサラダにするときも千切りがよいようです。
みょうがのおいしい食べ方
みょうがの甘酢漬け
みょうがを甘酢漬けにすると冷蔵庫で2カ月ほど保存が可能なので、長期保存したいときにもおすすめです。
■ 材料
・みょうが5~6本
【甘酢】
・酢…100ml
・砂糖…大さじ3~4
・塩…少々
作り方
1、甘酢の材料を鍋に入れ、ひと煮立ちしたら火を止めて粗熱をとる。
2、みょうがは洗ってキッチンペーパーなどで水気を切り、保存容器に甘酢と一緒に入れ、一晩以上漬ける。
甘酢漬けはそのままでも美味しく食べることができますが、きゅうりなど野菜と和えても美味しく食べることができます。
みょうがの味噌漬け
味噌漬けにしたみょうがも長期保存したいときにおすすめです。
■ 材料
・みょうが…50g
【漬け味噌】
・味噌…100ml
・砂糖…大さじ3~4
・みりん…大さじ2
・醤油…少々
作り方
1、みょうがは洗ってキッチンペーパーなどで水気を切ります。
2、混ぜ合わせた漬け味噌の中にみょうがを入れてよく混ぜ合わせ、一晩以上漬ける。
その他、みょうがはお味噌汁や炊き込みにご飯、サラダに入れても美味しく食べることができますし、天ぷらにしてそのまま食べても美味しく食べることができます。
あまりなじみがない方はぜひ食べてみてくださいね。
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