ピーマンを調理する時、種を取るのが面倒と感じることがありますね。
ところで、ピーマンの種を取る理由を考えたことはありますか?
ピーマンの種は体に悪いのか、栄養がないのか、種も一緒に丸ごと食べる美味しい食べ方について調査しました。
Contents
ピーマンの種を取る理由
現在私たちが食べているピーマンはヨーロッパで品種改良されたものであり、明治時代に日本に伝わったと言われています。
ヨーロッパでは以前からピーマンは種を取らず丸ごと食べるのが普通の食べ方になるそうですが、日本では種を取って食べる食べ方が定着しています。
ヨーロッパでは、ピーマンを丸ごと食べるのに、日本ではどうしてピーマンは種を取って調理するのでしょうか?
一説では、ピーマンの種を取るのは、種に含まれる苦味や食感が料理の風味を乱す可能性があるためだと言われています。
種を取ることで料理の味がより美味しく仕上がり、食感もよくなるので、面倒でも種を取って調理をするやり方が定着しているようです。
ピーマンの種は体に悪い?
消化不良を起こす?
ピーマンの種は消化に悪いと言われることもあるようですが、大量に摂ると消化不良を起こすこともありますが、適量を摂れば食物繊維を含んでいるので、腸内環境の改善や便秘の予防など良い効果が期待できます。
ピーマンの種は消化をサポートする酵素を含んでいないので、体質によっては種を食べたことで胃腸の不快感などの症状が起こることがあります。
体質に合うかどうかを確認しながら摂取することが大切です。
腹痛の原因になる?
ピーマンの種は先にも述べたように食物繊維を含んでいるので、食べ過ぎると腹痛が起こったり、適量を摂っていても体質によっては腹痛が起こることもあるので注意が必要です。
盲腸になる?
ピーマンに限らず果物や野菜の種を食べると盲腸になるという話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば種を食べても盲腸になることはありません。
ピーマンの種には栄養がない?
ピーマンはビタミンCを豊富に含む野菜であり、その含有量はレモン果汁の約1.5倍ともいわれています。
ビタミンCはシミやそばかすの予防やしわやたるみの予防など美肌効果が高い栄養素です。
他にもピーマンはβカロテンやカリウム、食物繊維、ビタミンEなど健康や美容に良い栄養素を豊富に含んでいます。
では、捨てることが多いピーマンの種には全く栄養はないのでしょうか。
ピーマンの種にもビタミンCやビタミンA、ビタミンB群などのビタミン類やカリウムなどが含まれています。
また、ピーマンの種はピラジンという稀有な栄養素を含んでいます、
ピラジンは、苦味や青臭さの原因の一つでもある栄養素ですが、血流を促進する作用があるので、動脈硬化や冷えの予防や改善、育毛効果などが期待できると言われています。
ピーマンは種にも栄養があり、さらに種にしかない栄養もあるので、調理するときは丸ごと食べることを意識してみるのもよいのではないでしょうか。
ピーマンを種ごと食べるレシピ
ピーマンを丸ごと食べると「種の苦味や食感が気になる」のではないかと思っている方は多いかもしれません。
ここでは、簡単にできてピーマンを種ごと美味しく食べるレシピを2つ紹介します。
炒めもの
ごろっと丸ごと!焼きピーマン
■材料 【2人分】
・ピーマン…4個
・ごま油…大さじ1/2
・水…大さじ1
☆仕上げ用
・ポン酢しょうゆ…大さじ1
・かつお節…2g
・七味唐辛子…小さじ1/4
■作り方
1、ピーマンは縦に1箇所切り目を入れる。
*ポイント
切り目を入れてから焼くと、破裂を防ぎ、中まで火が通りやすくなります。
2、フライパンにごま油を入れて熱し、ピーマンを入れて弱火で5分程、転がしながら表面に焼き色をつける。
3、水を加えてふたをし、弱火で2分蒸し焼きにする。
*ポイント
しっかりと火を通すと種まで食べられます。
レンジで簡単調理
レンジで簡単!丸ごとピーマンのおひたし☆
■材料(1人分)
・ピーマン…3個
・酒…大さじ1
・かつおぶし…好きなだけ
・めんつゆ…大さじ2〜3
■作り方
1、ピーマンに酒を振り、ふんわりラップし600Wのレンジで4〜5分チン!
※爪楊枝等で穴を開けても開けなくても大丈夫です
2、ピーマンがしなしなとしていたら、かつおぶしを好きなだけまぶし、
めんつゆを上から回しかけます。
3、見栄えのために別皿に盛り付けました!完成です!
どちらも種を取らずに丸ごとピーマンが食べられるレシピです。
お弁当にもおすすめなので是非作ってみてくださいね。