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春の野菜

わらびの穂先には毒性がある?食べられる?正しいあく抜き方法も!

わらび 穂先 毒性2

春を代表する山菜のわらびは、お浸しや和え物、天ぷらなどさまざま調理方法で美味しく食べることができます。

わらびの穂先には毒性があると聞くことがあります。

わらびの穂先には毒性があるのか、食べられるのか?正しいあく抜き方法も紹介します。

わらびの穂先には毒性がある?

わらび 穂先 毒性1
わらびの穂先には、発がん性の物質である「プタキロサイド」とビタミンB1を破壊する物質である「チアミナーゼ」が含まれています

わらびにこれらの物質が含まれていることは、牛や馬など家畜がわらびを食べて奇病を発症したり、死亡したことから判明しました。

プタキロサイドは急性中毒になると出血や血尿、血液凝固不全などの症状が起こり、重篤になると数日で死亡します。

また、チアミナーゼは、神経痛のような症状が出て、脚気になることもあるそうです。

 

わらびの穂先は食べても大丈夫?

わらび 穂先 毒性2
わらびの穂先には発がん性の物質であるプタキロサイドとビタミンB1を破壊する物質であるチアミナーゼが含まれています。

しかし、あく抜きをすると両方とも抜けてしまうので、あく抜きをすることでワラビの穂先も安全に食べることができます

わらびを生で食べることはほとんどないとは思いますが、安全に美味しく食べるためにまずあく抜きをしてから料理に使用することを心掛けておきましょう。

また、ペットがいる場合はペットが誤って生のわらびを食べないように気をつけておくことも大切です。

 

わらびのあく抜き

わらび 穂先 毒性3
わらびはあく抜きをすることで安全に美味しく食べることができます。

わらびのあく抜きにはいくつか方法があるので、ここではわらびのあく抜きの方法を紹介します。

わらびは新鮮なうちにあく抜きをしっかり行い美味しく頂きましょう。

 

灰を使ったわらびのあく抜き

薪で火を起こしていた時代は灰を使ってわらびのあく抜くをすることもあったそうです。

最近は灰が手に入らないことも多いのですが、灰があるときは灰を使ってわらびのあく抜きをすることができます。

《灰を使ったわらびのあく抜き方法》

1、わらびをきれいに水洗いをします。
2、容器にわらびを並べて灰を軽くまぶします。
3、容器にわらびがひたひたにつかる程度までお湯を入れ、一晩おきます。
4、あくの出た水を捨て、わらびを水で洗い、再度わらびを水にさらし、水が透明になるまで何度が水を替えて完全にあくを抜きましょう。

 

 

重曹を使ったわらびのあく抜き

重曹があるときは、重曹を使うと手軽にわらびのあく抜きをすることができます。

《重曹を使ったわらびのあく抜き方法》

1、わらびをきれいに水洗いします。
2、鍋に水を入れ、火にかけて沸騰したら重曹を入れて火をとめます。
3、荒熱がとれたらわらびを入れてそのまま一晩おきます。
4、わらびを取り出して水洗いをしたらあく抜きの完了です。

わらびがやわらかくなるとあく抜きは完了なので、時間があるときはやわらかくなっているか時間を見て確認すると好みのやわらかさに仕上げることができます。

 

 

小麦粉を使ったわらびのあく抜き

なるべく家に常備しているものであく抜きをしたいというときは、小麦粉を使うわらびのあく抜き方法があります。

小麦粉を使う方法は、テレビでも紹介されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

《小麦粉を使ったわらびのあく抜き方法》

1、わらびをきれいに水洗いします。
2、鍋に水2リットル、塩小さじ4、小麦粉大さじ8を溶かし、火にかけて沸騰したら中火にしてわらびを2~3分湯がきます。
3、わらびをお湯からあげ、水に10分ほどつけておくと完成です。

わらびを水からあげ、少し食べてみてエグ味が残っているときは、再度水にさらします

水を替えながら半日ほどさらすとあくは完全に抜けます。

小麦粉が水に溶けていないと沸騰したときにだまになるので、泡立て器などを使ってしっかり水に溶かしてから沸騰させましょう。

 

ゆみ
ゆみ
家に重曹がないので炭酸水であく抜きができないかと考える方もいるようですが、炭酸水は水の中に二酸化炭素を混ぜたものなので、重曹とは全く別物です。

炭酸水で茹でてもお湯で茹でるのと同じになってしまうので、重曹がないときは家にある小麦粉でアク抜きを行ってしまいましょう。