梅酢は梅を塩漬けにしたときに梅から出てくるエキスです。
梅干しを作ったときに出てくるものですが、梅干しはそのまま食べたり、料理に活用するけれど、梅酢は使い道がなく余ったら破棄してしまうかもしれません。
また、梅は腐らないイメージがあるけれど、梅酢は腐るの?そもそも賞味期限はあるの?など疑問も出てくるものです。
ここでは、梅酢は腐るのか、沈殿物があっても飲めるのか、賞味期限とおすすめの活用法を調査しました。
Contents
梅酢は腐る?
梅酢は腐りにくいものですが、保存する瓶や容器の消毒をしっかりと行っていなかったり、梅を取り出すときに使用するスプーンを消毒をせずに使ってしまうと、雑菌が入り菌が繁殖して梅酢が腐ることがあります。
また、梅にカビが生えていたり、ドロドロに崩れているときは梅酢も腐っている可能性があります。
梅酢が茶色く濁っていたり、ドロドロになっているときや臭いにおいがするときは腐っている可能性が高いので、破棄したほうがよいでしょう。
沈殿物があっても飲める?
梅酢の中に沈殿物があるときは、カビである可能性が高いのですが、沈殿物が白いときは、結晶化した塩の可能性もあります。
臭いがしたり、味に変化あるときはもちろん飲まないほうがよいのですが、においや味に変わりがないときは、白い沈殿物をとってお湯に入れてみましょう。
沈殿物がお湯に溶けるとそれは塩なので、そのまま飲んでも問題ありません。
沈殿物の色が黒いときは黒カビの可能性が高いので飲まないほうがよいでしょう。
賞味期限はどれくらい?
梅酢の賞味期限は状態がよければ5年から6年ほどと言われています。
一般的な梅干しの作り方は塩分濃度を20%前後としているものが多く、この程度の塩分濃度があれば賞味期限も長くなりますが、減塩して10%前後の塩分濃度であれば冷蔵庫で保存をしても賞味期限は半年ほどと言われています。
減塩した作った場合は早めに食べ切ることをおすすめします。
梅酢の正しい保存方法
梅酢を保存するときは、必ず容器を煮沸消毒やアルコール消毒で消毒し、清潔な状態にしておくことが大切です。
金属性の容器を使うと梅の酸で黒っぽく変色してしまうので、金属性の容器は控えるようにしましょう
梅酢は常温で保存することができます。
常温でも状態が良いものであれば5年から6年ほど保存することができますが、減塩で作ったときは、細菌が繁殖しやすくなるので必ず冷蔵庫で保存しましょう。
梅酢 活用法レシピ
梅酢を上手く活用できないという方も多いかもしれません。
ここでは、梅酢の活用法レシピを紹介します。
梅酢ドリンク
自家製梅酢のサッパリドリンク!
材料
・梅酢…少量
・炭酸水…お好みで
・はちみつ…お好みで
作り方
1、グラスに梅酢を少量入れる。
2、炭酸水と蜂蜜を入れ完成
参照: https://cookpad.com/recipe/2311199
梅酢ラッシー
材料
・梅酢…大さじ1/2(※)
・はちみつ…大さじ2
・牛乳…1カップ
※ 梅酢は塩分約13%のものを使用。使う梅酢の塩分濃度に合わせて、量などを調整してください。
作り方
1、梅酢とはちみつをよく混ぜ、牛乳を混ぜ合わせる。
2、器に注ぎ、好みで氷を加える。
参照:https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/5744
梅酢 ご飯
梅酢ご飯
材料
・白米 2 合
・梅酢 大さじ 4
・水 適量
・白ごま・しらす・シソ お好み
作り方
1、お米をといで、いつもと同じ水加減になるまで梅酢と水を入れます。
2、20分ほど浸水させてから炊き上げます。
3、お好みで白ごまやしらす、シソなどを混ぜ込んで完成です。
■コツ・ポイント
ご飯にシソの色を付けたいときは赤梅酢を入れると良いです。
参照:https://kawashima-ya.jp/contents/?p=63219
梅酢 大量消費
梅酢と生姜で手作り紅生姜
材料
・梅酢…適量
・生姜…2~3個
作り方
1、保存用の瓶を熱湯で消毒します。
2、生姜を洗って皮を剥き、千切りにします。
3、鍋に湯を沸かし、生姜を入れて10秒ほど茹でます。
4、生姜の水気を切り、瓶に詰めていきます。
5、瓶に梅酢を入れます。
6、箸で少し押して生姜が梅酢に浸かるようにします。
7、3日間漬けおきします。
参照:https://gourmet-note.jp/posts/16553
梅酢のピクルス
材料【作りやすい分量】
・ミニトマト…適量(※1)
・きゅうり…適量(※1)
・カラーピーマン…適量(※1)
・長芋…適量(※1)
・大根…適量(※1)
・梅酢…1/2カップ(※2)
・砂糖…大さじ3
※1 好みの野菜を、合わせて400g
※2 梅酢は塩分約13%のものを使用。使う梅酢の塩分濃度に合わせて、量などを調整してください。
作り方
1、野菜は棒状に切る。
2、小鍋に梅酢、砂糖、水(1と1/2カップ)を合わせ、ひと煮させる。
3、(2)が熱いうちに(1)をつける。粗熱がとれたら冷蔵室に入れ、2~3時間ほどおいて味をなじませる。
参照:https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/5737
梅酢には疲労回復や食欲増進効果が期待できるので、夏バテの予防や解消に効果的です。
また、梅酢には殺菌効果も期待できるので、夏のお弁当作りにもおすすめです。
梅酢レシピを活用して暑い夏を乗り切りましょう。
▼こちらの記事もおすすめです▼