コシアブラは春から初夏にかけて旬を迎え、山菜の女王とも呼ばれる独特な風味が特徴の山菜です。
コシアブラはスーパーに並ぶことはそう多くはありませんが、近年の山菜ブームでピックアップされることもあり、人気が高まっています。
天ぷらや和え物にすると美味しすぎてつい食べ過ぎてしまうこともあるようですが、コシアブラは食べ過ぎると下痢しやすいとも言われています。
ここでは、コシアブラを食べ過ぎるとどうなるのか、起こりやすい症状やコシアブラの上手な保存方法を紹介します。
Contents
コシアブラを食べ過ぎるとどうなる?
コシアブラを食べ過ぎたときに起こりやすいと言われている症状として下痢や吹き出物があげられています。
本当にコシアブラを食べ過ぎると下痢や吹き出物が起こるのでしょうか?
下痢する?
コシアブラは毒性はないので食べ過ぎても問題はないようです。
しかし、コシアブラに限らず山菜は食物繊維を豊富に含んでいるので、体質によっては食べ過ぎると下痢や腹痛などの症状が起こることがあります。
また、コシアブラとよく似た山菜にニワトコという山菜があります。
ニワトコには強くはないのですが毒性があるので、食べ過ぎたり体質によっては下痢や腹痛などの症状が起こることがあると言われています。
ニワトコは葉の色が赤茶色で葉の枚数は6枚~7枚です。葉の色と枚数に違いがあるので覚えておくと便利です。
ニワトコの他にも毒性がある山菜はあるので、山菜採りに行くときはコシアブラの特徴をしっかりと把握して間違いがないように収穫しましょう。
吹き出物が出る?
春の山菜には、寒い冬の間に体内で滞った毒物を排出する作用があると言われています。
山菜の苦み成分である植物性アルカロイドにはデトックス効果があるので、コシアブラを食べ過ぎると老廃物である吹き出物が出やすくなることもあるようです。
天然の山菜は薬草でもあり、コシアブラは、植物アルカロイドや老化や病気の元凶と言われている活性酸素を取り除き、酸化を防ぐ作用があるポリフェノールも含んでいます。
コシアブラは適量を食べると健康にも美容にも良い効果が期待できるので、どんな食べ物にも言えることがですが、食べ過ぎには注意をして適量を美味しく食べることが大切です。
コシアブラの保存方法【常温・冷蔵・冷凍】
コシアブラは日持ちがしない山菜なので、そのままにしておくとすぐに傷んでしまいます。
ここでは、コシアブラの保存方法を紹介します。
常温保存の方法
コシアブラを常温で保存するときは、水を入れた容器にコシアブラを立てて入れ、上からビニール袋をかぶせて乾燥しないようにして下を閉じます。
ただし、春でも気温が高いとすぐに傷んでしまうので、すぐに食べないときはなるべく早めに冷蔵庫で保存をしましょう。
冷蔵保存の方法
コシアブラを冷蔵保存するときは、鮮度が落ちないように新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、穴をあけたポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存をします。
洗ってから保存をすると香りが薄くなってしまい独特の風味がなくなってしまうので、そのままの状態で保存しましょう。
冷凍保存の方法
コシアブラを長く保存したいときは、冷凍保存をおすすめします。
コシアブラを冷凍保存するときは、事前にアク抜きをしてから保存をします。
コシアブラばそれほどアクが強くないので、水に対して2%の塩を加え沸騰させたお湯の中に入れ、2分程度茹でてすぐに冷水にさらし、しばらく冷水につけておくとアク抜くができます。
アク抜きをした後は、水気をしっかりと切り、金属製のバットやトレーに広げて冷凍すると急速冷凍ができるので、良い状態のまま冷凍することができます。
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