大根の白い部分は食べるけれど葉は捨ててしまう方は多いかもしれません。
しかし、大根の葉には栄養がたっぷり詰まっており、おいしく食べることができます。
ただし、大根の葉は食べ過ぎると危険とも言われています。
ここでは、大根の葉を食べ過ぎるとどうなるのか、1日の適量はどれくらいなのか、炒めるとシュウ酸は減るのかについて調査しました。
Contents
大根の葉 食べ過ぎるとどうなる?
大根の葉はシュウ酸を含んでいます。
シュウ酸を過剰に摂取すると腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる尿路結石になると言われています。
また、大根は根を大きくするために農薬が使われ、根よりも葉に多く付着しているので、使用するときはしっかりと水洗いをすることが大切です。
大根の葉は適量を食べれば栄養豊富な体に良い野菜ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
大根の葉 1日の適量はどれくらい?
大根の葉の1日の摂取量はどれくらいがよいという規定量は特にありませんが、大根の葉はシュウ酸を多く含んでいるので、食べ過ぎには注意が必要です。
ただし、1日によほど大量に食べない限りシュウ酸の摂り過ぎにはなりません。
大根の葉にはどんな栄養があるの?
カルシウムが豊富
カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、人間の体を構成するミネラルのうち最も多く存在する健康な体作りに欠かせない成分です。
女性は50代前後から骨密度が低下していくので、骨粗しょう症の予防にもカルシウムは重要な栄養素になります。
大根の葉100gにおよそ260mgのカルシウムが含まれており、この量はカルシウムが豊富な小松菜やほうれん草よりも多い数字です。
鉄分が豊富
鉄分は不足しやすい栄養素の1つです。
鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になります。
鉄欠乏性貧血になると疲れやすくなる、頭痛やめまいが起こる、顔色が悪くなるなどの症状が起こり、日常生活に支障をきたすこともあります。
女性は月経やダイエットなどで鉄分が不足することが多いので、鉄分を多く摂取することを意識しておいたほうがよいと言われています。
大根の葉は鉄分を豊富に含むほうれん草の約1.5倍の鉄分を含んでいます。
カルシウムと鉄分以外にも、大根の葉はβカロテンやビタミンC、ビタミンK、葉酸など健康や美容に効果的な栄養を豊富に含んでいます。
女性に不足しがちな栄養素も豊富に含んでいるので、大根は葉も捨てずに美味しく食べることを心掛けてみてはいかがでしょうか。
大根の葉のシュウ酸は炒めると減る?
大根の葉のシュウ酸は炒めるとシュウ酸のえぐみは感じにくくなりますが、量はあまり減りません。
シュウ酸を減らすには、炒めるより茹でたほうがよいでしょう。
また、大根の葉は茹でるとシュウ酸のえぐみも和らぐので、調理する前にさっと下茹ですることをおすすめします。
大根の葉 レシピ 人気1位
大根の葉はふりかけや漬物にしたり、お味噌汁やスープに入れるなどいろいろな料理に活用できます。
ここでは、大根の葉レシピで人気1位のレシピを紹介します。
手軽にできるレシピなので、葉付きの大根があるときはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ごはんの友☆大根の葉(かぶの葉)の常備菜
■材料
・大根の葉(蕪の葉や小松菜でもOK)…1本分
★ 調味料(小さめ大根の場合)
・砂糖…小さじ1
・みりん…小さじ1
・醤油…小さじ1
・酒(あれば)…小さじ1
・和風だしの素…少々
・鰹節…ひとつかみ
・ごま…小さじ1~2
・ごま油…無くてもいいですが、お好みで最後に加えても美味しいです
■作り方
1、大根の葉は細かくきざみ、フライパンへ。このときフライパンからあふれ出そうになっても大丈夫。
2、蓋をして強火にかけ、しばらく置く。葉がしんなりしてきたら蓋を開け、水分をとばすようにいる。
3、工程2にて、はじめに蓋をすることで水分が出てきて、フライパン(テフロンの場合)にこびりつきにくくなります。
4、テフロン以外のものをご使用の場合、又、こびりつきが気になる場合は油を少量加えてください。
5、概ね水分が飛んだら、調味料とだしの本を入れて、更にいる。
6、調味料がフライパンに少しこびりつくようになってきたら火を弱め、鰹節を入れてざっくりまぜる。ごまを散らしてできあがり。
7、混ぜご飯にしたり、おにぎりにしたりしても美味しいです
大根の葉を塩ゆでし、しっかり水を切ったら小分けにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍すればOKです。
ざく切りやみじん切りにして冷凍すると、すぐに使えて便利ですよ!
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