大根は根だけでなく葉や皮まで美味しく食べることができますが、「大根の葉には毒があって、あく抜きをしないで食べると危険」と言われることがあります。
本当に大根の葉は危険なのでしょうか?
大根の葉を食べるときの注意点はあるのでしょうか。
ここでは大根の葉は危険なのか、食べるときの注意点はあるのか。また、大根の葉には毒があるのか、食べる前にあく抜きは必要なのかについても調査しました。
Contents
大根の葉は危険?毒があるって本当?
大根の葉は危険?毒があるって本当?
大根の葉には毒があるので危険だとも言われていますが、結論から言えば大根の葉には毒はありません。
大根の葉には根の部分よりも多くの農薬がついているので、農薬が残っている場合があります。
そのため、きれいに水洗いをして農薬を落とさなければ体に毒になる成分を摂ってしまうこともあるので、毒があると言われることがあるようです。
また、大根の葉はナトリウムを多く含んでいます。
ナトリウムを摂り過ぎると塩分の摂り過ぎとなり、高血圧やむくみなどが起こることがあるので、このことも大根の葉には毒があると言われる原因となっているようです。
大根の葉に含まれるシュウ酸は危険?
シュウ酸はあくの成分で、ほうれん草やたけのこなどに多く含まれています。
大根の葉に含まれるシュウ酸はほうれん草ほど多くはないと言われていますが、シュウ酸を多量に摂取すると尿路結石や腎臓結石などの原因になることがあるので、摂り過ぎは危険です。
シュウ酸は熱に弱いので茹でると成分量が減少します。気になる方はあく抜きしてから使うようにしましょう。
大根の葉を食べるときの注意点とは
大根の葉はよほど多くの量を摂取しない限り塩分の過剰摂取にはなりませんが、食べ過ぎには注意が必要です。
大根の葉は、ビタミンCや食物繊維、鉄分、カルシウムなど健康や美容に良い栄養素を豊富に含んでいます。
体に毒ではなく、免疫力のアップや動脈硬化の予防、便秘の解消など良い効果を得ることができるので、料理に使うときはしっかりと水洗いを行い、食べ過ぎに注意をして摂取しましょう。
大根の葉はあく抜きしないと危険?
大根の葉に含まれている栄養素の中には、生で食べたほうが良い栄養素も含まれていますが、大根の葉は、尿路結石や腎臓結石などの原因になるシュウ酸(あくの成分)も含んでいるので、あく抜きをして食べるとよいでしょう。
大根の葉のあく抜きは2~3分茹でるだけなので、あく抜きをしてから調理を行うことをおすすめします。
<大根の葉>根元もアク抜きしたほうがいい?
大根を買ったときに葉は既に取り除いてあり、根本の部分だけが少しついているものも多く出ています。この部分も問題なく食べることができます。
この部分も水にさらしてあく抜きをしてから使うと美味しく食べることができます。
【大根の葉の苦みが苦手な方へ!】おすすめの食べ方
大根の葉の独特の苦みと青臭さが苦手という方もいるようです。
大根の葉の苦みの理由の1つはあくなので、料理に使う前に2~3分茹でてあく抜きをすると苦みが弱くなります。
大根の葉の苦みが気になる時にはアク抜きしてから食べるようにしましょう。
ここでは、大根の葉のおすすめの食べ方を紹介します。
<大根の葉 おすすめの食べ方①> 漬物
【材料】
・大根の葉…100g
・塩…小さじ1/2
【作り方】
1、大根の葉はきれいに水洗いし、細かく刻みボウルや保存袋入れて塩を入れ、よく揉みこみます。
2、30分~1時間ほど置いておくと塩がなじんでくるので、水気を絞ると完成です。
醤油をかけてお好みで鰹節、ごまなどをトッピングしてみてはいかがでしょうか。
<大根の葉 おすすめの食べ方②>ふりかけ
【材料】
・大根の葉…120g
・醤油…大さじ1
・酒…大さじ1
・砂糖…小さじ1
【作り方】
1、大根の葉はきれいに水洗いし、細かく刻みます。
2、フライパンにごま油を入れて熱し、大根の葉を入れて中火でしんなりするまで炒め、調味料を加え、汁気がなくなるまで炒めると完成です。
ごまや鰹節、ちりめんじゃこ、桜えびなどを加えると味の変化を楽しむことができます。
その他、大根の葉はお味噌汁に入れたり、めんつゆやポン酢をかけておひたしにしたり、炒め物や炊き込みご飯などいろいろな料理に活用できます。
今まで大根の葉は捨てていたという方は、大根の葉は栄養たっぷりで美味しく食べることができるので、捨てずに活用してみてはいかがでしょうか。
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