店頭に並んでいる人参は葉が取り除かれたものが多いのですが、葉付きのまま販売されていたり、収穫したものをそのまま頂いたときに、人参の葉には毒があるのでは?と心配になり、捨ててしまったことはありませんか。
人参の葉を食べるときにあく抜きが必要なのでしょうか。生では食べられないのでしょうか。
ここでは、人参の葉には毒があるのか、あく抜きしないと食べられないのか、生で食べられるのかについて調査してみました。
Contents
人参の葉には毒がある?
結果から言うと人参の葉に毒性は全くありません。問題なく安全に食べることができます。
ただし注意点があります。
葉を食べる際に注意しなければいけないことは、葉に農薬が付着していることがあるので、食べるときはしっかりと水洗いを行うことを心掛けておきましょう
人参の葉はあく抜きしないと食べられない?
人参の葉はあく抜きをしなくてもそのまま食べることができます。
軽く茹でると人参の葉独特の苦みやクセが緩和されるので、食べにくいと感じたときは軽く茹でてみることをおすすめします。
人参の葉は生で食べられる
人参の葉は手軽に生で食べることができます。
ここでは、人参の葉があるけれどどう調理をしたらいいか分からないという方に向けて、人参の葉を生で食べるおすすめのレシピを2つ紹介します。
人参の葉を生で食べるレシピ2選
まるごとにんじんサラダ
材料
・人参の葉…1束
・人参…1本
・ツナ…1缶
・マヨネーズ…大2
・ポン酢…大2
・塩(塩もみ用)…小1くらい
作り方
1、にんじんを細い千切りにして、塩もみし、水洗いして塩気を洗い流し絞ります。
2、にんじん葉を洗い、1cmくらいに切ります。
3、千切りのにんじん、にんじん葉、ツナ缶をボールに入れ、ポン酢とマヨネーズで和えるだけ。
にんじんの葉とトマトのサラダ
材料
・人参の葉…適量
・トマト…2個
・和風ドレッシング…大さじ3
作り方
1、ニンジンの葉を食べやすい大きさに切って、トマトは乱切り。
2、お皿に盛りノンオイル和風ドレッシングをかけて完成。
人参の葉はクセがあるので、ツナやマヨネーズで和えたり、トマトなど他の野菜を合わせると食べやすくなり、美味しく食べることができます。
簡単にできるのでチャレンジしてみてください。
人参の葉の効能とは
人参の葉は体や美容に良い栄養素を豊富に含んでいます。
人参の葉に含まれている栄養素にから得られる効能を紹介します。
βカロテン
βカロテンは体の中でビタミンAの一種であるレチノールに分解され、髪や粘膜、皮膚の保護や健康維持、視力の維持などの効果が期待できます。
また、βカロテンには免疫力を高める効果やガンの予防効果も期待できます。
食物繊維
人参の葉に含まれている食物繊維は不溶性食物繊維なので、腸を刺激して蠕動運動を活発にして便通を促す作用があります。
ビタミンE
ビタミンEには、活性酸素を抑えて体内の老化を防ぐ強い抗酸化作用があります。
心筋梗塞や動脈硬化など生活習慣病の予防やホルモンバランス、自律神経を安定させる効果が期待できます。
葉酸
葉酸は妊娠中の女性に重要な成分と言われており、人参は根よりも葉の方が多く葉酸を含んでいます。
葉酸には細胞の再生や赤血球の生成などの作用もあります。
ビタミンK
ビタミンKには骨を丈夫にする効果や血液凝固の効果が期待できます。
その他、人参の葉にはむくみの解消などに効果があるカリウムや骨や歯を丈夫にするカルシウム、生活習慣病の予防に効果的なマグネシウムなど多くの栄養素を含んでいます。
葉がついた人参があるときは、葉まで美味しくいただきましょう。
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